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今さら聞けない、セキュリティ対策の素朴な疑問 【前編】

私たちの生活の中にインターネットが浸透してくるにつれて、ますます重要になっているのがセキュリティ対策です。ウイルス(コンピュータウイルス)などによるネット犯罪が急増しており、ユーザーの生活を脅かす危険が高まっているためです。

ウイルスが作られる理由や感染の仕方、正しいセキュリティ対策の方法など、知らないでいると、自分が被害に遭うだけでなく加害者になってしまうという危険性もあります。

そこで「情報セキュリティ月間」である今月は、「今さら聞けない、セキュリティ対策の基礎知識」を紹介します。第1回目の今回は、危険性が増しているウイルスの現状について知っておきたいことを、4つの質問を通して解説しましょう。

なぜウイルスが作られるの?

ウイルスを作る目的は、時代とともに変化しています。一昔前までは、ウイルスに感染した利用者のパソコンの動作をおかしくさせることによって、世間を驚かせたり、自分のコンピュータの技術を誇示したりするのが主な目的でした。しかし現在では、ウイルスを作るのは「お金を稼ぐこと」が一番の目的です。

典型的な稼ぎ方が、個人情報の転売です。ウイルスに感染したパソコンからクレジットカード番号、オンラインサービスのIDやパスワードなどを盗み出し、それを売りさばくのです。

こうした不正活動を助長しているのが、ネット上にある闇サイト(闇市場)です。そこでは詐取したクレジットカード番号などが売買されるだけでなく、ボットネット(※1)を使った迷惑メールの送信やDDoS攻撃(※2)などの業務を請け負ったり、ウイルスそのものを売買したりする取引も行われています。

写真:暗号化ツール売買サイト

闇ビジネスの相場

商品・業務の内容 料金
マルウェアの基本セット 1000~2000ドル
DDoS攻撃の実行 1日あたり100ドルから
仕掛けが施された1万台のパソコンのレンタル利用 1000ドルから
銀行アカウントの情報 50ドルから
メールアドレスのリスト 8ドルから
(有効性を確認済みならより高価)

パソコンがひとたびウイルスに感染すれば、その人の個人情報やパソコンが、闇ビジネスの「商品」として売買される可能性があります。ウイルスがパソコンの動作をおかしくする、というのは昔の話。今やウイルスは、インターネットを使う人の生活や財産まで脅かす存在であることを理解しましょう。

※1 犯罪者がウイルスを送り込んで感染させ、意のままに操作できるようになったコンピュータ群のこと。あたかもロボットのようなので、こう言われる。
※2 DDoS攻撃…標的とするコンピュータに多数の端末(パソコンなど)から同時にアクセスすることで、ネット回線やコンピュータの処理をパンクさせて機能停止に追い込むこと。

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