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2016年は「脅威遍在の時代」に突入、JNSAがセキュリティ十大ニュース発表

2016/12/28

NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は12月26日、2016年の「セキュリティ十大ニュース」を発表しました。11名のセキュリティのプロからなる選考委員会が選定した内容となっています。

2016年は、下記の10項目、および番外編1項目が選定されました。

(1)IoT機器による史上最大規模のDDoS攻撃の実態があきらかに(10月14日)
(2)IPAから「ランサムウェア感染を狙った攻撃に注意」と注意喚起(4月13日)
(3)政府機関から「ポケモンGO」の利用者向けに注意喚起(7月20日)
(4)人工知能が囲碁の世界トップ棋士に完勝(3月12日)
(5)IPA新設国家資格「情報処理安全確保支援士」の初回申請受付を開始(10月24日)
(6)防衛省と自衛隊の情報基盤へのサイバー攻撃(11月28日)
(7)アメリカ大統領選挙はドナルド・トランプ氏が勝利(11月8日)
(8)佐賀県教育委員会は不正アクセス被害を公表(6月27日)
(9)JTBグループのWebサイトから大量の個人情報流出か(6月14日)
(10)EU、一般データ保護規制(EUプライバシー規制)正式に採択(4月14日)
(番外)東宝映画「シン・ゴジラ」公開(7月29日)

IoT機器がボット化してサイバー攻撃に利用された事例、ランサムウェアや標的型攻撃メールなどのサイバー攻撃が日常茶飯事になりつつある事例などを受け、選考委員会委員長を務めた大木榮二郎氏は「サイバー空間はいたるところが攻撃対象とされる脅威遍在の時代になってしまった」と指摘しています。そのため、これまでのように、自主的なリスク判断だけでセキュリティ対策を行うのではなく、社会的に一定レベルの「ベースライン対策」が重要になると予測しています。

とくに1位となった、IoT機器によるDDoS攻撃発生に対しては、IoTのメリットを享受しつつセキュリティを確保する技術開発が、喫緊の課題であると示唆されています。なお番外編で選定された映画「シン・ゴジラ」については、「娯楽映画ではあるが、危機管理の映画でもある」と選定委員は評価したとのことです。

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