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2013/08/22

警告が表示されても焦りは禁物!? 凶悪化する偽セキュリティソフトと新たな脅威ランサムウェアの対処法

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パソコン利用中に「ウイルスに感染しました」というメッセージが出現したらどうしますか? 偽の警告画面と有償のセキュリティソフトの購入画面を表示し、クレジットカード番号などを入力させて金銭をだまし取る「偽セキュリティソフト」の被害が依然継続しています。最近ではファイルの破壊や暗号化という手段でデータを人質にとり、金銭を要求するランサムウェアの被害も国内で報告されています。たとえ、金銭を要求する画面が表示されても焦りは禁物です。今回は、偽セキュリティソフトやランサムウェアのだましの手口と、基本的な対策や感染時の対処法を紹介します。

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  • 金銭の支払いを急いでは詐欺業者の思うつぼ

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金銭の支払いを急いでは詐欺業者の思うつぼ

「パソコンがウイルスに感染しています」「ハードディスク内にエラーが見つかりました」などの虚偽の警告メッセージを表示してユーザを脅し、偽のセキュリティソフトを購入させる詐欺の被害が拡大しています。これは、偽セキュリティソフトとよばれるマルウェアに感染させて金銭をだまし取る手口です。FAKEAV(FAKE:偽-AV:アンチウイルス)と呼ばれることもあります。偽セキュリティソフトは、その名のとおり、正規のセキュリティソフトに見せかけたマルウェアで、セキュリティソフトに見られるような機能はもっていません。

偽セキュリティソフトに感染すると偽の警告メッセージが表示されるだけでなく、スタートメニューからコントロールパネルやアクセサリが見えなくなってしまうことがあります。これはマルウェアの仕業で、ユーザによる駆除を防ぐのが狙いです。また、デスクトップ上のアイコンやファイルを隠しフォルダ表示に設定し、あたかも削除してしまったように見せかけます。これにより、パソコンが深刻なダメージを受けていると錯誤させ、ユーザに有償の偽セキュリティソフトの購入を促すのです。

実際に、偽の警告メッセージとともに偽セキュリティソフトを表示する画面は、正規のセキュリティソフトを紹介するページと区別がつきにくく、マルウェアの診断ツールを連想させるような製品名やアイコンが使われます。たとえば、トレンドマイクロは、「Security Tool」「ThinkPoint」などの様々な偽セキュリティソフトを確認しています。例えば、ThinkPointを購入させるテクニックとしては、Microsoft Security Essentialsを装った偽の警告画面を表示します。しかし、これらをインストールしてもセキュリティソフトとして機能することはありません。突然、警告メッセージが表示されたことに焦って個人情報やクレジットカード情報を入力・送信してしまうと、後に身に覚えのない金銭被害に遭ってしまう恐れがあります。

「Microsoft Security Essentials」を装った偽の警告画面と「ThinkPoint」のスキャン画面

「Microsoft Security Essentials」を装った偽の警告画面と「ThinkPoint」のスキャン画面

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