is702

2009/03/19

本当に怖い“情報漏えい”~パソコン廃棄編~

前回はパソコンの盗難・紛失による情報漏えい事件についてご紹介しました。
今回はパソコン廃棄による情報漏えい事件について紹介します。

【3】パソコン廃棄時の処理が不十分 “データ消去が面倒”が、情報漏えいを引き起こすかも
廃棄パソコンにデータが残っていると、悪用されることもある
買い替えなどで古いパソコンを処分する場合、パソコン内に保存しているデータの完全消去を行っていないと、個人情報などが第三者の手に渡ってしまう可能性があります。データの消去は、ただ「ごみ箱」に入れただけでは不十分。そのパソコンを処分するのであれば、データ消去ソフトを利用するなどして、データを完全に消去した状態にすべきなのです。
「面倒だから」といってデータが残ったまま不法投棄するようなマネをすれば、自分の個人情報を"どうぞ使ってください"といって捨てているようなもの。絶対にやめましょう。
廃棄する際は、パソコンメーカーに依頼を!

パソコンを廃棄する際は、必ずパソコンメーカーに連絡して廃棄を依頼しましょう。2003年10月以降に日本国内向けに発売されたパソコンには「PCリサイクルマーク」が付いており、無料で廃棄してもらえます。詳しくは、各メーカーのWebサイトまたは「有限責任中間法人 パソコン3R推進センター」のWebサイト(http://www.pc3r.jp)をご覧ください。
なお、「PCリサイクルマーク」が付いていないパソコンを廃棄する際も、パソコンメーカーに連絡しましょう(回収再資源化料金が必要です)。

パソコンの買い取りや、壊れたパソコンにも注意を
不要なパソコンを買い取りや下取りしてくれる業者もあります。その場合も、必ず保存データは完全消去しておきましょう。
処分するパソコンが壊れて起動しなくなってしまっている場合、データファイルやパスワードなどの個人情報が残っている場合は、一旦パソコンを修理して、情報を完全削除してから処分すべきでしょう。
ご自身でパソコンからハードディスクドライブ(HDD)を取り出し、粉々に破壊してしまうことも、データを抹消するための有効な方法です(通常、メーカーによって廃棄回収されたパソコンのHDDは、復元できないよう破壊処理されます)。

※「ごみ箱を空にする」や「パソコンの初期化」をしても、データが残っている場合があります。心配な場合は、パソコンからハードディスクドライブ(HDD)を取り出し、粉々に破壊する方法もあります。通常、メーカーによって廃棄回収されたパソコンのHDDは、復元できないよう破壊処理されます。
安易な不法投棄が招く転落人生・・・<廃棄パソコンから個人情報が漏えいしたY美さんの例>

デジカメの画像をパソコンに保存したり、友人とのメールのやり取りやWebサイトを見たり、ネットショッピングを楽しんだりと、ごく普通にパソコンライフを楽しんでいたY美さん(29)。最近、新しいパソコンに買い替えた。しかし、困ったのは古いパソコンの処分。困ったY美さんだったが、「面倒だし、近所のゴミ捨て場に捨てちゃえ」という結論を出してしまった。そして、ある日の深夜、人目を忍んでこっそりゴミ捨て場に不法投棄したのだった。翌朝、Y美さんがゴミ捨て場を見ると、パソコンはなくなっていた。

それから何もなく2か月ほどが過ぎた頃、Y美さんは迷惑メールの数が急に増えたことに気付いた。そして、友人からの電話に驚いた。「Y美、出会い系サイトに顔写真入りで登録したの?」 教えられた出会い系サイトを見ると、確かに自分の顔写真が掲載されている。さらに、複数の友人からも違う出会い系サイトやアダルトサイトに自分の写真が使われているというのだ。中には、友人と一緒に撮った写真もあった。

「どうしてこんなことが・・・」パソコンに詳しい友人の相談し、要らなくなったパソコンを捨てたことを話すと、「原因はそれかもしれない」と言われ、激しく非難された。Y美さんが不法投棄したパソコンのどこかに、デジカメの画像が保存されたままになっていたのではないかというのだ。そう、Y美さんは、パソコンを捨てる前に初期化していなかったのだ。「Y美が捨てたパソコンは、回収されてゴミ捨て場からなくなったんじゃなくて、誰かが持って行ったんだよ。これから、まだいろいろなトラブルが起こるかもしれない・・・」友人は、暗い口調でY美さんに告げた。

それからしばらくして、Y美さんはクレジットカードの請求明細を見て愕然とした。身に覚えのない購入履歴があるのだ。「あっ! まさか・・・」Y美さんは、ネットショッピングなどがすぐに楽しめるよう、IDやパスワードをすべてブラウザに記憶させていたのだ。そして、それらの大切な情報が残されたまま古いパソコンを捨てていたのだ。

「面倒だからって、安易にパソコンを捨てたのがすべての原因なんです」と、うつむいて話すY美さん。しかし、Y美さんが被る代償は、もはや終わりのない事態に発展していた。インターネットの掲示板のいたるところに、Y美さんのプライベートな情報や画像がアップされていたのだ。そのことにY美さんが気付くのはいつになるだろうか・・・。そして、それらの情報や画像は、すでにたくさんの人がダウンロードしていたのだった。

=====この物語は、フィクションです。

[パソコン処分時の情報流出を防ぐ3カ条]1.データ消去ソフトなどでパソコン内のデータを完全消去 2.パソコンを廃棄する際は、パソコンメーカーに連絡して処分 3.パソコンを買い取ってもらう場合も、データを完全消去
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