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2011/06/02

無防備では危ない! あなたの無線LANは安全ですか?

家庭でインターネットを利用するとき、無線LANを利用している人も多いでしょう。ケーブルを使わずにネット回線とパソコンを接続できる便利さから、普及が進んでいます。最近はパソコンだけでなく、プリンターなどの周辺機器、スマートフォン、ゲーム機、テレビなどの様々な情報家電も、無線LANに接続できます。

しかし無線LANは電波を使って通信するため、第三者に不正に使われたり情報が漏洩してしまう危険があります。きちんと対策をしないとこうした被害に遭うだけでなく、不正行為を助長することにもなってしまいます。適切な対策を講じた上で、無線LANを安全に使いましょう。

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  • 無線LANは、どこが危ないのか?

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無線LANは、どこが危ないのか?

パソコン、インターネットの安心利用に向けた取り組みを進めるIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)は2011年4月、「無線LANを他人に使われないようにしましょう」と呼び掛けました。無線LANを無防備に使っていると、犯罪活動を助長してしまうことがあるためです。

自分の契約している無線LANが、もしかしたら犯罪に使われるかもしれない──。これは決して他人事ではありません。まずはこれについて、説明しましょう。

図:無線LANを取り巻く危険

無線LANは、ケーブルなしでデータをやり取りするネットワークのことです。現在は「Wi-Fi(ワイファイ)」という標準規格に対応した機器が広く使われています。インターネットにつながった無線LANルーターなどの「親機」と、パソコンや情報家電などの「子機」を電波で結び、通信を可能にしています。

危険は、その電波に潜んでいます。無線LAN経由でインターネットを使っているとき、パソコンなどの子機と親機は直接つながっているように感じます。しかし電波は四方八方に伝わるものであり、親機と子機は周りに伝わる電波の一部をキャッチしているに過ぎません。その電波は、他の機器でもキャッチできるのです。

無線LANをお使いの方なら、パソコンなどから親機に接続するとき、お手持ちの機器以外の項目(SSID、ESSIDなどといいます)が接続先の一覧に表示されるのを見た経験があるでしょう。これは近所にある親機が発する電波を、パソコンに接続した無線LANアンテナがキャッチしているということなのです。

写真:無線LANでは近隣の親機の電波も届いてしまう

裏返していえば、自宅に設置した親機が発する電波も、近所にいる人にキャッチされる可能性があるということです。親機に適切な安全対策を施していなければ、その電波を経由して第三者が親機に接続し、無線LANを不正使用される危険があるのです。

無線LANの危険には、情報の傍受・盗難もあります。過去には、ある企業が街中を巡回して景色を撮影する作業をしながら、付近の無線LANの電波を傍受していたことが明らかになりました。適切な安全対策を講じていなかった機器からは、通信中のデータも収集されていたそうです。親機への不正接続によって、パソコンなどの子機に保存されたファイルが盗まれる恐れもあります。

誰にも見つからないように悪事を働こうとする犯罪者にとって、無防備な無線LANは格好の道具。親機への不正接続も通信の傍受は気付かれにくく、不正活動の「足跡」も所有者のものになるので、犯罪者は自らの手を汚さずに済むのです。

無線LANの安全対策は、自身への被害を防ぐだけでなく、犯罪活動の手助けをしないようにする観点からも求められています。このことを理解し、使用中の無線LANの状態を見直してみましょう。

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