みなさんは、口コミやランキングサイトなどで知ったアプリを、手放しでスマホにインストールしていませんか? アプリの人気や知名度を頼りに安全性を評価することなく入れていると、不正アプリ、いわゆるスマホウイルスに感染してしまうかもしれません。
やっかいなのは、人気アプリを模した偽アプリです。これは、人気アプリとよく似たタイトル名やアイコン、説明文などを使い、本物と間違えたユーザにインストールしてもらうことを狙って作られる不正アプリです。トレンドマイクロが2014年7月に行った調査では、Google Playの人気無料アプリ上位50件のうち、77%について偽アプリの存在が確認されました。偽アプリの侵入を許してしまうと、電話番号やメールアドレスなどの端末内の個人情報や、電話帳のデータを盗まれてしまうかもしれません。
不正アプリを回避するポイントは、大きく3つあります。
アプリの公開前に安全性の審査が行われるGoogle PlayやApp Store、キャリアが運営する公式マーケットを利用しましょう。
事前にアプリ名や開発元を検索し、評判を調べましょう。公式マーケット上でレビューの数が多く、利用者の評価も高いアプリが一般に安全と考えられます。
公式マーケットを装って、不正アプリを配布する不正Webサイトへのアクセスをブロックしたり、アプリのインストール前にアプリの安全性を評価したりすることができます。
スマホにアプリを入れるときは人気や知名度に惑わされることなく、慎重に安全性を評価しましょう。
※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。