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ランサムウェアがスマートテレビにも影響

2016/06/15

トレンドマイクロは6月14日、公式ブログで「モバイル向けランサムウェア『FLocker』、スマートテレビにも影響」と題する記事を公開しました。スマートフォンなどを標的としているランサムウェアが、スマートテレビ(ネット接続テレビ)でも動作し、画面に脅迫文を表示する事例が発生しました。

この記事によると、Android版の端末ロック型ランサムウェア「FLocker(エフロッカー)」がスマートテレビをロックした事例が、トレンドマイクロにより確認されました。


図1:スマートテレビの画面に表示されるランサムウェア

図1:スマートテレビの画面に表示されるランサムウェア



「FLocker」は2015年5月に見つかったランサムウェアで、作成者が検出を回避するために“改良”し続けたために、亜種が増加しており、現在では、7,000以上が存在しています。最近では4月中旬に急増し、1,200以上の亜種が確認されています。

最近確認された「FLocker」の亜種は、法執行機関を装う「ポリスランサム」になっており、日本語を含む多言語に対応しています。「FLocker」に感染すると、「CYBER POLICE」「MINISTRY OF JUSTICE」などを名乗る表示が画面に現れ、ユーザに“罰金”を支払うよう脅迫してきます。たとえば日本の場合は、1万~2万円分のiTunesギフトカードを罰金として要求してきます。

今回、Android搭載のスマートテレビやTV Boxに感染した「FLocker」も、こうした動作を行い、テレビ画面に脅迫文を表示しました。

「FLocker」は感染して30分後に不正活動を開始します。これは解析されることを避けるための挙動と思われます。その後、ランサムウェアは端末の管理者権限を要求。ユーザが拒否しても、システムの更新を偽装した画面を表示し、時間稼ぎを行います。この間に不正サーバと通信し、新たな不正アプリのダウンロードやユーザ情報の収集や発信を行う模様です。

現状、スマートテレビ向けの一般的なセキュリティ製品は存在しないため、万が一感染を発見したら、ユーザは最初に端末の製造元に対策方法を問い合わせるのがよいでしょう。またPCやスマートフォンなどの利用端末に、セキュリティ製品を導入しておくことも重要でしょう。

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