PDFファイルを開くと感染するウイルスが多数出回っており、注意喚起されています。これらのウイルスは、PDFの閲覧ソフトであるAdobe Reader/Acrobatの脆弱性を狙ったものです。
同様の手口は以前からありましたが、最近出回っているものは「新型インフルエンザ」「北朝鮮の核実験」といったタイムリーな時事ニュースに関したものが多くなっています。また、これらのファイルは添付メールとして送られてくるもので、メールの件名や本文はすべて日本語です。ただし、よく読むと日本語として成り立たないおかしな表現が含まれている場合が多いとのこと。
ウイルス感染による被害としては、勝手に海外のサーバと通信するものや、パソコン内の個人情報などを盗み取るものが報告されています。
対策としては、ソフトウェアの脆弱性を解消する修正パッチを適用し、不審なメール、不審なPDFファイルを開かないようにすること。また、セキュリティ対策ソフトも最新の状態にしておくことが望まれます。