アドビシステムズは9月14日、四半期ごとのセキュリティアップデートに伴い、PDF閲覧ソフトのAdobe Reader/Adobe Reader Xの最新版を公開しました。Windows/Mac OS向けの最新版は、同ソフトのアップデート機能やWebサイトを通じて入手できます。
最新版(バージョン10.1.1/9.4.6/8.3.1)では、旧版で見つかった13件の脆弱性を解消したということです。これらの脆弱性が悪用されると、ソフトが強制終了したりシステムを攻撃者に制御されたりする危険性があることから、同社は旧版の利用者にアップデートするよう推奨しています。PDF作成ソフトのAcrobat/Acrobat Xも、同様の脆弱性を解消した最新版が提供されています。
また同社は、バージョン8のAdobe Reader/Acrobatのサポートを11月3日(米国時間)に終了することを明らかにしました。サポート終了後は不具合や脆弱性に一切対応しないため、最新バージョン(Adobe Reader Xなど)の利用を強く求めています。