2011/12/01
■「ユーザーアカウント」を利用して、個別に利用できる環境を作る
<ページ1>
<ページ2>
<ページ3>
<ページ4>
家族でパソコンを使う場合、自分専用の環境で個人的なデータを扱うだけでなく、他の人とデータを共有したい場合もあります。
例えば家族旅行を計画したスケジュール表や、撮影した家族写真などは、家族そろって楽しみたいものです。このような場合に便利なのが「パブリックフォルダ」です。
パブリックフォルダは、データを共有する目的で用意されているフォルダです。パブリックフォルダと、パブリックフォルダの中のサブフォルダに保存したファイルは、家族のどのアカウントでログインした場合でも、自由に閲覧・編集ができます。
Windows 7では、「ライブラリ」のサブフォルダの中に「パブリックの○○」が用意されています。例えば「ドキュメント」フォルダの中には「パブリックのドキュメント」があります。
家族全員で使いたいデータはパブリックフォルダに保存し、個人的に使いたいデータは自分のアカウント内のフォルダに保存すれば、それぞれの環境でパソコンがより便利に使えます。
アカウントを複数作れば、家族はそれぞれ自分専用のパソコンを手に入れたように、他の人に気兼ねなくパソコンを使えるようになります。
一方で未成年の子供に対しては、パソコンを使う時間帯を限定したり、ゲームや特定のソフトが使えなくなるようにするなど、パソコンの使用に関して「保護者による制限」を設定できます。
Windows 7の「保護者による制限」では、以下のことができます。
設定の仕方を見てみましょう。
1. コントロールパネルの画面から、「保護者による制限の設定」を選んでクリックします。
2. 制限を設定したいアカウント(ここでは「Child 1」)をクリックします。
3. 「ユーザーの制御」画面が表示されたら、保護者による制限の項目で「有効、現在の設定を強制します」をクリックして選択します。これで、細かい制限事項を設定できるようになります。
4. 図4の「時間制限」の項目で「無効」をクリックします。
5. 時間の制限画面が表示されたら、マス目をドラッグして子供のパソコンの使用を許可する時間や禁止する時間を決めます。
6. 設定が終わったら「OK」をクリックすると、前の画面に戻ります。
7. 図4の「ゲームレーティング」の項目で「無効」をクリックします。
8. ゲームの制御画面が表示されたら、「ゲームレーティングを設定」をクリックします。
9. ゲームの制限画面が表示されたら、子供が遊んでもいいゲームの種類と禁止するゲームの種類を設定します。たとえば、12歳以上が対象のゲームや特定ジャンルのコンテンツが含まれるゲームを禁止させたい時には、以下の画面のように設定します。
10. 設定が終わり「OK」をクリックすると、ゲームの制御画面に戻ります。
11. 図6の「特定のゲームを禁止または許可」をクリックします。
12. ゲームの制限解除画面が開き、パソコンにインストールされているゲームの一覧が表示されます。禁止したいゲームを選択します。
12. 設定が終わり「OK」をクリックすると、ゲームの制御画面に戻ります。
13. さらに「OK」をクリックすると、ユーザーの制御画面に戻ります。
14. 図4の「特定のプログラムを許可または禁止します」をクリックします。
15. アプリケーションの制限画面が開き、パソコンにインストールされているプログラムの一覧が表示されます。※一覧表示されるまでに、しばらく時間がかかる場合があります。
16. 一覧リストから、子供が操作してもいいプログラム(ソフト)にチェックを付け、操作させたくないプログラムはチェックを外しておきます。
17. 設定が終わり「OK」をクリックすると、ユーザーの制御画面に戻ります。
18. 保護者による制限の設定が終わったら、図4で「OK」をクリックすると前の画面に戻ります。
※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。