2012/07/05
今だから知っておきたい Twitter、Facebookのマナー入門
日々の出来事を140字以内でつぶやくことのできるTwitterでは、質問を投げかけたり、気になるキーワードを検索したりすることで、さまざまなユーザのつぶやきから欲しい情報を簡単に引き出すことができます。利用者数の増加に伴い、情報収集のツールとしても人気を集めているTwitterですが、安易な発言がトラブルに発展することもあるようです。
自分の勤務先に有名人が訪れたことを、従業員がSNSに投稿し、問題に発展するケースが相次いでいます。この場合、顧客のプライベートな情報を守るべき企業の従業員が漏えいさせている、という点が問題の一つになっています。SNSで発言した従業員本人だけではなく、従業員の監督という点で企業も責任を問われ、ホームページなどで謝罪文を掲載する事態にまで発展することもあります。
飲酒運転やカンニング行為について、SNSで発言した大学生が、多くのインターネットユーザによって名前や住所などの個人情報を特定され、ネットで公開されてしまうケースも発生しています。彼らが実際に犯罪を行ったのであれば相応の罰を受けなければいけませんが、仮に冗談で発言していたとすると、取り返しのつかないことになってしまいます。
実名登録が原則のFacebookでは、公開する氏名や生年月日、性別、出身校、勤務先などの情報に加え、投稿内容を見れば比較的容易に個人を特定できます。こうしたFacebookの特性がトラブルを引き起こしてしまうこともあります。
体調が悪いと嘘をついて会社を早退したにもかかわらず、その後食事に出かけた友人がレストランにチェックイン(※1)して写真を撮り、タグ付け機能(※2)で一緒に居ることを公開すれば、会社に仮病がばれてしまうことも考えられます。同様に、仕事を理由に飲み会を断った友人に、別の友人からの誘いを受けていることが筒抜けになるケースも考えられるでしょう。
※1 自分がどこに居るかを公開するFacebookの機能
※2 公開する写真や場所などに、一緒に居る友人をリンクするFacebookの機能
※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。