
みなさんは、ブログやSNS上で個人情報をむやみに公開していませんか? 何気ないネットでの情報公開は、ストーカー被害や迷惑メール被害などのさまざまなトラブルの引き金になるかもしれません。ネット上での適切な情報発信・ふるまいについて考えてみましょう。
スマホやSNSが普及し、いつでも手軽に情報を発信・受信できるようになりました。しかし、その手軽さが災いしてか、ネットの情報発信に伴うトラブルは増え続けるばかり。FacebookなどのSNS上でむやみに個人情報を公開していると、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。
ネットに公開した情報は、友人や知人、家族だけでなく、見ず知らずの人の目にも触れる可能性があります。その中には個人情報を収集し、さまざまな犯罪などに悪用したり、悪質な名簿業者に売却したりしようとする第三者も存在します。ここからは、起こり得るトラブルの事例を見ていきましょう。
ネットに個人情報を公開すると、それらが「だれに」「どのような目的で」収集・悪用されるかわかりません。ネットの検索技術も進歩しているため、ネットに上げた断片的な情報の組み合わせから個人を特定されてしまうこともあります。また、一度ネット上に公開した情報を第三者にコピー・拡散された場合、それらを完全に回収することは不可能です。ネットでの情報発信に伴うトラブルを避けるために心がけたいポイントは大きく3つあります。
制限なくSNSに上げた情報は、いつ、だれが、どこで見ているかわかりません。SNS利用時には、だれに見せるべき情報かを踏まえて、プライバシー設定を行い、プロフィールや投稿の公開範囲をコントロールしましょう。
Facebookの場合:http://www.is702.jp/manga/1727/
ネットに公開しても差し障りないと考える情報の基準は人により異なります。友人や知人に関連する情報を掲載する場合には事前に了承を得るのが原則です。
ネットに情報を発信する前に、勤務先で知り得た情報や、だれかが不快感を覚えるような内容が含まれていないことを確認しましょう。不適切な発言で非難の対象になると、詳細な個人情報を特定され、ネットにさらされてしまう恐れがあります。
ネットは公共の場であることを理解して、情報の公開には配慮すると同時に、顔の見えない相手にも気持ちの良いマナーをこころがけましょう。
※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。