
離れて暮らすご両親にタブレットをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。使い方に慣れれば、コミュニケーションの幅が一気に広がり、生活もより便利になるはずです。ネットをはじめて利用する方に最低限お伝えしたい3つの注意点を紹介します。
もうすぐお盆休み。帰省の際には、おすすめのアプリを入れたタブレットをご両親にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
「パソコンやスマホは苦手。だけど、もっとネットを使いたい」と考えているシニア世代の方は意外に多いかもしれません。そんなときにタブレットがおすすめです。常時電源を入れたままのタブレットは、起動時間を待たずにさわれる手軽さが魅力。スマホに比べて画面が大きく、文字などを読みやすいのもポイントです。
ネットでちょっとした調べものをするだけでなく、さまざまなアプリを入れて目的に合わせた使い方ができるのもタブレットの特長です。たとえば、Facebookでご両親にお孫さんの写真・動画を共有したり、LINEでちょっとしたメッセージをやりとりしたり、FaceTimeやSkypeで互いに顔を見ながら会話をしたりといったことが手軽に行えます。これらのメッセージングアプリやSNSは、非常時の通信手段にもなります。
タブレットは、ネットに接続できる環境がないと使い道が限られてしまいます。そして、ネットに接続する以上は、サイバー犯罪への対策が欠かせません。初心者のご両親がネットの危険に遭わないようきちんとセキュリティ対策をおこなってあげることも忘れないでください。
目当てのアプリを入れるだけでなく、複雑なセキュリティの設定などは、最初に行った上で、ご両親に注意点を丁寧に教えてあげましょう。プレゼントした後は、ご両親がある程度操作に慣れ、安全に使えるようになるまでのサポートは欠かせません。
以下の3つは、ネットにより詳しい皆さんがプレゼントの前に設定してあげるとよいでしょう。
SNSを利用するならあらかじめプロフィールや投稿の公開範囲を絞っておきましょう。慣れないうちはご家族に限ってのやり取りが良いかもしれません。(参考記事)
第三者による不正アクセスを防ぐため、SNSやWebメールといったネットのサービスで利用するID/パスワードは推測されにくい文字列を指定し、パスワードの使い回しを避けましょう。パスワード管理ソフトを使い、ご両親にはマスターパスワードだけを覚えてもらうのも一つの手です。
セキュリティソフトを使うのは基本です。加えて、常に更新しながら使うことで、はじめて最新の不正サイトや不正アプリから保護できます。常に最新の状態で使えるよう、自動更新の設定をあらかじめ行ってあげましょう。
ご両親にタブレットを安全に使ってもらうために最低限知ってもらうべきポイントは3つです。
タブレット操作に慣れないうちは、うっかり広告バナーなど意図せぬ個所をタップしてしまうことがあります。ワンクリック詐欺やフィッシング詐欺などの不正サイトに誘導されてしまう恐れもあるため、意図せぬサイトが表示されたらすぐに画面を閉じ、その先に行かないよう伝えましょう。
ネットに慣れない方ほど、自分宛てに届いたメッセージには丁寧に返事をしてしまいがちです。知らない人から届いたメールやSNSのメッセージは全て無視するよう伝えましょう。
OSやアプリの脆弱性(セキュリティの弱点)を突いて端末に侵入する不正アプリが確認されています。利用中、OSやアプリのバージョンアップ通知が表示されたら、速やかに適用するよう伝えましょう。
安全で快適なご両親のデジタルライフを積極的にサポートしてあげましょう。
※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。