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夏休み中のネットトラブルを避けるためにお子さまの安全を守るために知っておくべきセキュリティ事情

2016/08/18
夏休み中のネットトラブルを避けるために お子さまの安全を守るために知っておくべきセキュリティ事情

自由に過ごせる夏休みは、お子さまがネット上の犯罪やトラブルに巻き込まれる危険性が高まります。最近、増加傾向にあるのは、コミュニティサイトに起因する被害です。今どきのお子さまをめぐるネット犯罪やトラブルの特徴を知り、対策に役立てましょう。

お子さまを取り巻くネットの脅威を知っておこう

時間にゆとりのある夏休みには、お子さまがスマホでネットを利用するシーンも増えているのではないでしょうか。しかし、社会経験の乏しいお子さまは、情報や金銭をだまし取る危険なWebサイトや有害なアプリに興味本位で、あるいは気付かぬうちに近づいてしまうかもしれません。さらに深刻な場合には、被害はネットの世界だけでは済まなくなる場合もあります。

ネット上での犯罪やトラブルの事例を保護者が理解して、お子さまが被害に巻き込まれないように対策を事前に施す必要があります。今回は、お子さまのネット利用において注意すべきポイントを見ていきましょう。

お子さまを取り巻くネットの脅威

最近増えているのは、SNSやプロフィールサイト、無料通話・チャットアプリのID交換掲示板などのいわゆる「コミュニティサイト」を起点とする犯罪やトラブルです。警察庁の発表によると、2015年におけるコミュニティサイトに起因する犯罪での被害児童数は1,652人に上り、2008年以降、増加傾向が続いています。また、これらの犯罪被害においてきっかけとなったコミュニティサイトへのアクセス手段として、86.4%の児童がスマホを利用していました。

不特定多数と交流できるコミュニティサイトには、公開された情報を手がかりにお子さまに近づこうとする犯罪者も潜んでいます。たとえば、同年代の同性になりすまして声をかけ、出会いをもくろんだり、わいせつな写真を送らせて脅迫したりするのです。

スマホを対象とした不正サイトも増加しています。たとえば、ネットを利用するお子さまがアダルトサイトなどからの架空請求詐欺に遭うケースが確認されています。スマホ画面に「当選しました」「ウイルスに感染しました」などの虚偽メッセージを表示し、個人情報をだまし取ったり、あとから不正に金銭を要求したりするような手口もあります。

スマホ向け不正請求詐欺サイトの例

スマホ向け当選詐欺サイトの例

Webサイトを使った手口だけでなく、音楽や動画の再生、メッセージのやり取りに必要なアプリを偽装して不正アプリをインストールさせ、同様に個人情報を盗んだりする手口にも要注意です。

家族でパソコンを共用するような状況とは異なり、スマホの場合はお子様の利用状況が見えにくくなりがちな点にも注意が必要です。こうした詐欺に遭った場合、なんとか自分で解決しようとあせって犯罪者と連絡をとってしまったり、罪悪感から誰にも相談できず悩んでしまったりする状況が起こりやすい点にも配慮が必要です。

ネット利用時は、だれもが被害者になるリスクがある一方、加害者になってしまう可能性もあることを忘れてはなりません。たとえば、他人のID/パスワードを勝手に使ってオンラインゲームにアクセスした中学生が、不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検されたケースも確認されています。社会経験の乏しいお子さまは、知らず知らずのうちに詐欺や不正アクセスなどの犯罪に手を染めてしまうこともあるのです。

スマホ利用時に守るべきルールと2つの対策

このようにスマホをめぐる脅威には、被害者を罠にかける騙しの手口があります。お子様がこうした罠に遭遇しても最終的な被害を防げるように、ご家庭でスマホの利用ルールを設けましょう。日頃の会話を通じて、お子さまが何らかのトラブルに巻き込まれたときに保護者に相談しやすい関係を作っておくことも大切です。

また気を付けていても直面してしまうネット犯罪に対処するためには、初めに保護者がきちんと対策を施した上でお子様にスマホを提供することが重要です。セキュリティは最初が肝心であると肝に銘じておきましょう。

ルール例

個人情報を不用意にネットに公開しない

ネット上には、名前や住所、無料通話・チャットアプリのID、顔写真などの個人情報を収集して犯罪に悪用したり、悪質な名簿業者に売却したりする犯罪者もひそんでいます。SNSやコミュニティサイトに個人情報をむやみに書き込ませてはいけません。

見知らぬ人とやり取りしない

見知らぬ人とのやり取りをきっかけにお子さまが傷害や性犯罪などのトラブルに巻き込まれる危険があります。面識のない人物からの友人申請を受け入れたり、メッセージに返信したりしてはいけません。

参考:SNS、友人リクエストの承認は慎重に

2つの対策ポイント

スマホにセキュリティソフトを入れる

パソコンと同様、スマホにもセキュリティソフトを入れ、常に最新の状態にしておきましょう。上述のコミュニティサイトに起因する犯罪被害事例では、フィルタリングの利用有無が判明した被害児童のうち、フィルタリングを利用していなかった被害児童は全体の94.8%に達していました。

参考:スマホはパソコンよりも安全!?

適切なアカウント管理/設定を行う

SNSなどのアカウント(ID/パスワード)を第三者に破られないよう保護者が適切に管理しましょう。SNSやLINEでは、情報の公開範囲を絞り、意図しない友だちの広がりを防ぐセキュリティ設定も行いましょう。

参考:人気アプリ、LINEを安全に利用するために
参考:SNSの公開範囲の設定を忘れずに

ネット脅威についてお子さまと理解を深めるために、小・中学生の読者を対象にした「インターネットあんしんガイド」もご活用ください。

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