2008/05/30
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日々進化を遂げるインターネット。どんどん便利で身近になり、誰でも使えるものになったと同時に、インターネット関連の犯罪に子供たちが関わる事態も増えています。 昨今の実情を踏まえ、子供たちをネット犯罪から守るためのインターネット上のルールを考えてみましょう。 |
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インターネットを使うことがあたりまえとなった近年。パソコンや携帯電話を使う子供たちが、インターネット犯罪の被害者として巻き込まれるケースが増えました。と同時に、“子供が加害者”となって事件を起こしてしまうことも目立つようになってきています。本人は「犯罪」の意識がなく取った行動であっても、中には逮捕に至るケースも少なくありません。 |
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●掲示板に「埼玉の小学生の女子を殺害する」などと十数回に渡って書き込み、補導 (千葉県 10歳女子) 『面白半分でやった。こんなに大ごとになるとは思わなかった』 ●18歳男子が自殺。「学校裏サイト」に自殺者の裸の写真を掲載するなどし、逮捕 (兵庫県 17歳男子) 『いじめではなく、罰ゲームだった』 ●同級生のIDとパスワードを使ってオンラインゲームに不正アクセスし、補導(愛知県 12歳の児童3名) 『同級生のキャラクターやアイテムを見たかった』 ●携帯電話から掲示板に「市立中学3校内に爆弾がある」などと爆破予告を書き込み、逮捕 (埼玉県 16歳男子) 『爆破予告が書き込まれた掲示板を見たことがあり、自分もやってみて周りの反応を見たかった』 ●「プロフ」*で仲間が中傷された仕返しに13歳の女子中学生に暴行し、逮捕(東京都 15歳女子ら少年少女計7人) 『書き込みが敬語ではなかった。ケンカを売るような書き込みをされた』 |
こうした書き込みによる犯罪では、威力業務妨害罪、脅迫罪、名誉棄損罪などに問われるケースが多数を占めます。また、友達のIDやパスワードを使って、オンラインゲームやブログなどに勝手にアクセスした場合、不正アクセス禁止法違反などに問われます。懲罰としては懲役や罰金などが課されることもあり、犯罪者となってしまうのです。 また、加害者となる子供の責任能力(刑事責任)の有無などによっては、保護者の監督責任も問われます。 |
![]() 最近では、プロフへの書き込みが原因のひとつと考えられるいじめや暴行、傷害、殺人事件も増えている。 |
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※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。