2009/06/18
子供たちがインターネットと上手に付き合っていくために 子供とインターネットの関係 第2弾 ~実情編~
インターネット上には、子供たちでも簡単に使えて楽しめるコンテンツ・サービスがあふれています。無料で楽しめるゲーム、自分の思ったことなどを簡単に書き込めるブログ、まったく知らない人とも知り合いになれるSNSやプロフ、チャットなど、さまざまなサービスがあります。
子供たちに人気のこのようなサービスは、インターネットの利点を有効に活用したもので、うまく使えば子供たちの世界を広げるよいきっかけづくりにもなります。
確かに、出会い系やアダルト系などの青少年にとって有害な情報が書き込みされる場合も多く、しばしば社会問題となっています。しかし、多くの利用者を抱える大手のサービス提供会社では、有害情報の書き込みを24時間365日監視したり、子供たちを保護するための独自のルールを設けるなどの努力をしているところも多数あります。
また、青少年に有害なコンテンツをブロックするフィルタリングサービスも、プロバイダ、携帯電話、パソコン、ゲーム機などで提供されています。フィルタリングサービスを使いながら、これらのコンテンツを利用すれば、子供に悪影響だけを与えるものではないでしょう。
内閣府の調査によると、携帯電話を持っている割合は、高校生で96%、中学生58%、小学生31%です(2007年「第5回情報化社会と青少年に関する意識調査」より)。
2009年4月より施行された「青少年ネット規制法」に基づき、携帯電話には子供たちを有害な情報から守るためのフィルタリング機能の導入が義務化されました。しかし、100%安全ではありません。子供たちがインターネットを使わなければ有害情報に触れる機会もなくなります。
現代社会で「インターネットにアクセスするな」と利用を禁止してしまうことは現実的ではないでしょう。情報の中には非常に有益なものやためになるものも多数存在しています。
勉強や学習のためにインターネットを使うことは、今の子供たちにとっては、ごく当たり前のことです。子供たちがインターネットにどう接していくべきか、大人が指導してあげることが重要です。
「インターネット・セキュリティ・ナレッジ」には、子供たちが安全にインターネットと付き合うためのコンテンツがたくさんあります。ぜひ子供たちと一緒に見て、話し合いやルールづくりに役立ててください。
インターネット犯罪から子供を守るために知っておきたい
親子で一緒に「インターネット」を考えよう
子供を守るサービスを利用しよう
※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。