is702

2010/12/02

そのクリック、ちょっと待って! 巧妙化するワンクリック詐欺の手口

近年は、請求の成功確率を高めるために、より悪質になった新たな手口も増えてきています。

ワナ・その6 スパイウェアやウイルスのインストール

そのファイル、ダウンロードして大丈夫? 警告は無視しないで!

特に巧妙化していると言われる手口が、通称「ワンクリックウェア」と呼ばれるウイルスやスパムウェアの悪用です。言葉巧みにユーザーを錯覚させ、危険なワンクリックウェアをダウンロードさせるように誘導します。

例えば、「あなたのPCがセキュリティの脅威におかされそうになっています」という警告メッセージをわざと表示させ、ユーザーに不安を抱かせたところで、タイミングよく「このプログラムでセキュリティを強化できます」という広告を表示させる。もちろん、これはニセ広告であり、プログラムの中身はウイルスだというわけです。

また、動画再生に必要なファイルだと錯覚させて、ダウンロードを促す場合もあります。

こうしたワンクリックウェアの多くは、アダルトサイトからの請求を促す画面を画面上に埋め込み表示させるもので、数分おきに請求画面が執拗に表示されたりします。

これを取り除くには、レジストリ操作(※)が必要になる場合もあり、パソコンに不慣れな初心者には取り除くことが困難な仕掛けになっています。

※レジストリは、Windowsの基本情報やソフトウェアの拡張情報などが保存される場所のこと。不用意に値を変更してしまうと、システムが起動しなくなるなどのリスクを伴うため、特定の操作を行わないと表示されないようになっている。

ウイルスに感染してしまってからでは、心理的にも時間的にも、ユーザーへの負担は大きくなります。

ファイルをダウンロードする際に表示される「警告メッセージ」はよく読んで、不用意にプログラムをインストールしないように注意することが肝心です。

画像:セキュリティの警告画面

ワナ・その7 パソコン以外にも脅威は潜んでいる

携帯電話の公式有料サイトに登録させられることも!

ワンクリック詐欺は、その多くがアダルトサイトを対象にしています。だからといってパソコンを利用している成人男性のみが標的となっているわけではありません。

近年は大人から高齢者まで、年齢・性別を問わずに、被害は広がっています。また、パソコンだけでなく、携帯電話でサイト閲覧している際にトラブルに見舞われることもあります。

例えば今年5月に国民生活センターに寄せられた相談の中に、このような例がありました。

携帯サイトを閲覧中に、無料のゲームアプリケーションを見つけ、ダウンロードをするつもりで携帯のメールアドレスを登録したら、勝手に出会い系サイトに登録され、何通もメールが届くようになった。業者に退会を申請しても取り合ってもらえず、逆に脅迫めいた形で料金を請求され、怖くなって指示通りに公式の有料サイトに登録してしまった。

この場合、公式有料サイト事業者が詐欺行為をしていたのではなく、サイトへのアクセス数を増やす業務を別業者に依頼した結果、その業者が誘引のために詐欺行為を行ったという構図でした。

国民生活センターが仲介した結果、相談者は請求を免れましたが、中には言われるままに公式有料サイトへ料金を支払ってしまい、泣き寝入りをするケースも考えられます。

経験の浅い子供が、携帯で思わぬトラブルに巻き込まれないとも限らないので、日頃からインターネットの利用時の注意について、家族で話し合っておくことをお勧めします。

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