is702

2010/12/16

あなたも知らない間にセキュリティ加害者に?

実は重罪! 著作物の違法コピー

インターネットによって世界中から様々な情報を入手できるようになりましたが、一方で、自分の持つ情報が世界中にさらされる危険とも隣り合わせです。

特に機密情報には注意が必要です。ひとたび情報がインターネットに流出すれば、人づてにコピーされていくので、完全に回収することはできません。デジタル化された情報は、こうした危険にさらされていることを理解しましょう。

一時期、ファイル共有ソフトの「Winny」(ウィニー)の利用者がウイルスに感染し、企業が保有する個人情報や機密情報がネットに流出する事件が相次ぎました。大切なファイルが意図せず流出する危険を排除するためにも、こうしたソフトを利用しないようにすることが重要です。

また、ウイルスに感染したり、人為的に持ち出されることで情報が流出することもあります。セキュリティソフトでウイルス感染を防止するとともに、万一の事態に備え、機密情報は暗号化して保存することも大切です。

判明時期 流出元 流出情報の内容
9月 不動産管理会社 賃貸物件所有者や入居者の名前や住所など約20万件の個人情報の流出が判明。詳細は調査中。
7月 プロバイダ 業務委託業者のパソコンから顧客の氏名、住所、電話番号など40件がファイル共有ソフトを通じて流出。
4月 私立大学 職員の自宅のパソコンがウイルスに感染し、議事録、職員1万3,700件、学生の個人情報76件が「Share」を通じて流出。
3月 学習塾 塾生徒の氏名、電話番号など1,602件の個人情報が「Wiiny」を通じて流出したことが判明。
1月 政府機関
(地方事務局)
職員の自宅パソコンから、予算関係資料や職場内メールが「Winny」を通じて流出。17件の個人情報も含まれていた。

ファイル共有ソフトによる情報流出に注意

ファイル共有ソフトに関連し、インターネットでは違法にコピーされた著作物が氾濫していることも問題になっています。

摘発されるケースも増えています。2010年6月、雑誌に掲載された漫画をカメラで撮影し、動画配信サイトに投稿していた中学生が逮捕されました。11月には、音楽ファイルをファイル共有ソフトを悪用して違法に公開した男性に対し、懲役1年6カ月(執行猶予3年)の有罪判決が下されました。

映像や画像、音楽、文章などの著作物は著作権法で保護されており、著作者に断りなくコピーすることは禁じられています。ただ「私的利用」の範囲においては、著作者の許諾を得なくてもコピーすることが認められています。たとえば購入した音楽CDの曲をコピーし、携帯音楽プレイヤーで楽しむことに問題はありません。

しかし、そうしてコピーした著作物を他人にあげるといった行為は禁じられています。

リスクがあるのに違法なコピーが氾濫する背景には、著作権に対する理解不足と、「罪の意識」の低さがあるといえるでしょう。デジタルデータはコピーするのも簡単なら、インターネットで公開するのも簡単。「みんなもやっている」現状を見て、軽い気持ちで違法行為に及んでしまう人もいるのでしょう。

2010年1月からは、違法な音楽や映像のファイルを「違法なものと知りながら」ダウンロードする行為も禁じられました。何気ないファイルのコピーが、大きな代償を払うことになりかねないだけに、節度ある利用を心掛けましょう。

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