is702

2011/04/21

大事なファイルの守り方 保存から完全消去まで

盗難・紛失には暗号化で備える

ここまでは、保存したファイルが消えてしまった場合への備えとして、バックアップの方法を紹介してきました。ここからは、ファイルを持ち歩いたり人に送ったりするときに、悪意のある人に盗まれたり、覗かれたりしないようにする方法を紹介します。

特に、個人情報や仕事関連のファイルなど重要な情報が入ったファイルは、取り扱いに注意が必要です。通信中に傍受(盗聴)されたり、記録メディアの紛失・盗難などによって情報が流出する恐れがあるからです。特にUSBメモリは、落として中の情報が流出してしまう事故が相次いでいます。

こうした情報流出からファイルを守る手段に、「暗号化」があります。元のファイルのデータを一定の法則で意味不明なものに置き換えることで、万一他人の手に渡っても情報の流出を防ぐことができます。

暗号化でファイル内の情報閲覧を防止する

ファイルの暗号化は専用ソフトで行えます。ソフトはいろいろありますが、一番手軽なのは、ファイルにパスワードを付けるタイプです。ファイルにパスワードをつけて暗号化して送り、受け取った相手がパスワードを入力すればファイルが元に戻り、中を見ることができる仕組みです。

このタイプのソフトを使う際は、ファイルに設定したパスワードを他人に知られないよう厳重に管理しましょう。また、パスワードを忘れると自分自身でもファイルを元に戻せなくなるので、注意してください。

ネット経由でファイルを受け渡しする場合も、暗号化によって通信経路上での傍受による盗難を防げます。その際、設定したパスワードは電話など別の手段で知らせましょう。メールにパスワードを書いて送ってしまうのは、鍵をかけたファイルを鍵付きで渡すことと同じで、暗号化の意味がなくなってしまいます。

暗号化によって情報流出を防げる可能性は高まりますが、それでも危険がゼロになるわけではありません。攻撃者が暗号を解読することもあるからです。企業などでファイルの持ち出しが認められている場合でも、記録メディアの紛失・盗難にはくれぐれも注意しましょう。

前へ 1 2 3 次へ
  • セキュリティーレポート メルマガ会員募集中 is702の最新コンテンツを月2回まとめてお届けします。
  • トレンドマイクロ is702 パートナープログラム
  • トレントマイクロ セキュリティブログ
セキュリティーレポート メルマガ会員募集中 is702の最新コンテンツを月2回まとめてお届けします。
トレンドマイクロ is702 パートナープログラム
トレントマイクロ セキュリティブログ