is702

2011/04/21

大事なファイルの守り方 保存から完全消去まで

不要になったファイルの削除も手抜かりなく

領収書など、他人に見られたくない書類を捨てるときはどうしていますか? そのままゴミ箱に捨てずに、シュレッダーで裁断する人も多いでしょう。これはファイルでも同じです。ファイルを捨てるときは、あとから他人に見られないように、「完全消去」(「抹消」ともいいます)を行う必要があります。

パソコンの場合、ファイルをゴミ箱に入れたり、その後ゴミ箱を空にしたりして削除したつもりでも、実はデータは完全には消えていません。「HDDのどの部分にファイルを記録したか」という目録からファイルの項目が消えるだけで、データ自体はHDDに残ったままなのです。特殊なソフトや装置を使うと、残ったデータや物理的な痕跡(残留磁気)をもとにファイルが復元されてしまう可能性があります。

こんなとき、ファイルの「完全消去」を行うと、復元の可能性を小さくできます。HDDでは、ファイルを記録していた部分に無意味なデータを何度か上書きすることで、元のファイルを読み取れないようにします。

完全消去は専用ソフトを使って行うのが簡単ですが、OSやセキュリティソフトに備わった機能で行うこともできます。「ウイルスバスター2011」なら、付属の「データ消去ツール」を使ってファイルを完全消去できます。MacOS X(バージョン10.3以降)では標準でこの機能が備わっており、ファイルをゴミ箱に入れたあと、「Finder」→「確実にゴミ箱を空にする」を選ぶと完全消去できます。

図:ウイルスバスターのデータ消去ツール/MacOS Xの完全消去機能

不要になったパソコンや外付けHDDを廃棄したり他人に譲ったりする場合は、最低でもHDD全体を初期化(物理フォーマット)しておきましょう。パソコンにHDD内のデータを消去するソフトが付属しているなら、それを利用するとよいでしょう。

CD-RやDVD-Rなどの光ディスクは、専用のシュレッダーを使って破砕するのが確実です。手作業で壊すのは、破片が飛び散るなど危険ですので避けましょう。

USBメモリやメモリカード(SDカードなど)は、物理フォーマットした上で保管しておくのが無難です。これらのフラッシュメモリを使った記憶装置は、データを保持する力が弱まった領域を自動で使わないようにする仕組みが備わっているため、データが保持されたままになる可能性があります。情報の流出につながる可能性は小さいものの、安易に破棄するのは避けましょう。

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