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2011/07/21

親子で考えたい、インターネットトラブル回避術【前編】

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  • 親は知らない!? 子供の行動
  • 夏休み前に、家庭ごとにトラブル防止の話し合いを

親は知らない!? 子供の行動

警察庁の生活安全局情報技術犯罪対策課が、平成23年5月に発表した広報資料「コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査分析について(平成22年下半期)」では、平成22年上半期に検挙した811件の犯罪を調査し、その調査分析報告がまとめられています。

それによると被疑者は、多数の未成年児童が参加しているコミュニティサイトをターゲットとし、携帯電話などを利用してアクセスし、児童と知り合って短期間で犯行に及んでいることが分かりました。

ターゲットとされた児童との連絡手段は、コミュニティサイトに機能として設けられている「ミニメール」などを利用していたことが分かります。

注目したいのは、こうした事実を親が知らないケースが多いことです。グラフ2の「被害児童の家庭の様子 ※親からの指導状況」を見ると、調査対象となった被害児童365人のうち、「親から注意を受けたことがない、放任状態」という児童が141人(38.6%)、「サイト利用を親に話していない」児童が79人(21.6%)と多数を占めました。

また、親からの注意があったにもかかわらず、被害に遭っているケースも132人(36.2%)に上っています。

グラフ:被害児童の家庭の様子 ※親からの指導状況

好奇心旺盛な年頃であることに加えて、「うるさいから親には内緒」「自分は大丈夫」と、自分を過信した結果、被害に遭うケースは少なくありません。

夏休み前に、家庭ごとにトラブル防止の話し合いを

見知らぬ大人とのトラブルだけではなく、ネットでの子供同士のトラブルも問題になってきています。非公式な学校サイト、いわゆる裏サイトでの「ネットいじめ」なども表面化し、教育関係者の悩みの種になってきています。

誹謗中傷する匿名メールを大量に送りつけられたり、インターネット上にプライベート情報を勝手に公開されてしまうなど、子供たちの心を傷つけるトラブルは後を絶ちません。

匿名でやり取りできることから心理的な抑制が効かなくなり、「いじめ」の手段が陰湿化していることも問題視されています。

東京都教育委員会が裏サイトの監視をするとともに、教員向けに指導要綱を作成するなど、教育機関も対策を進めていますが、夏休み中はこうしたフォローが甘くなりがちです。

子供さんのいるご家庭では、夏休み前に、インターネットの利用方法についてゆっくり話し合ってみてはいかがでしょうか?

携帯電話やパソコンを使うときの制限事項、万が一トラブルに巻き込まれた際はどのようにすればいいのか、身を守るためには何に気をつけたらいいかなどを事前に話し合っておくことが、トラブルを最小限に食い止めるための自衛策につながります。

次回は、子供が実際にトラブルに遭った時の対処法を見ていきます。

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