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2011/08/18

クラウドサービスを安心して使うには

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  • 「情報を預ける」ということに注意しよう
  • パスワードの管理やログインも慎重に

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「情報を預ける」ということに注意しよう

まず、「情報を事業者に預けること」に伴うリスクを知っておきましょう。クラウドサービスを使う前にその事業者のWebサイトで、利用規約とプライバシーポリシー(個人情報の取り扱いの際の基準や方針を定めたもの)を確認しておきましょう。

大半のクラウドサービスは、利用者の登録(アカウント作成)が必要で、その際に利用規約に同意して承諾する必要があります。この利用規約にはたいてい、「サービスは原則として無保証で提供され、自己責任のもとで使う」と記してあります。

画像:Googleの利用規約/Googleのプライバシーポリシー

例えばWebメールでやり取りしたメールや、オンラインストレージに保存したファイルが消えてしまっても、復旧や損害の補償を事業者に求めることは基本的にはできません。サービスの中断や、情報の漏えいなどのトラブルが起こったときも同様です。事業者がサービスの維持・向上に努めていても、万一トラブルが起きた場合の責任は利用者が負うことになります。

プライバシーポリシーの欄を見て、事業者が個人情報をどのように扱うのか確認しましょう。事業者は利用者の情報から直接プライバシーを探るようなことはしませんが、メールに書かれた言葉をもとに関心のありそうな広告を表示したり、利用者の操作の履歴から、どのように機能が使われているかを分析したりする場合もあります。事業者の利用目的や情報の管理体制などを把握し、不審・不服な点があるなら使用を控えましょう。

会社の仕事をする際に、個人としてクラウドサービスを利用する場合も注意が必要です。仕事のメールを外出先で読んだり、文書ファイルを自宅のパソコンでも扱ったりできて便利ですが、業務上の重要情報が消失したり漏えいしたりすれば、自分に落ち度がなくても責任を問われかねません。こうした事態を招かないよう、企業によってはクラウドサービスの利用を禁止している場合もあるので、会社の情報管理やセキュリティに関する規定を確認し、それに従うようにしましょう。

パスワードの管理やログインも慎重に

クラウドサービスで利用者登録するとIDとパスワードが発行されるので、これを使ってログインするとサービスが使えるようになります。安心して利用するための第2のポイントは、これらを厳重に管理することです。

前述のように、クラウドサービスには個人の情報を預けて利用することになるため、第三者にIDやパスワードが使われると、情報が他人に見られてしまうことになります。事業者のシステムに不具合があった場合でも、結局は利用者自身で責任を負わなくてはなりません。

このため、パスワードは他人に知られないように管理することはもちろん、第三者に割り出されないパスワードにすることが重要です。同じパスワードを長く使い続ければ推測される危険も高くなるので、3カ月に1度くらいの間隔で、パスワードを変更するようにしましょう。パスワードの作り方や管理については「これで忘れない、盗ませない! 安心のパスワード管理術」も参考にしてください。

操作にも注意しましょう。過去に、Gmailの利用者が狙われ、IDとパスワードが盗み出される事件がありました。これは、Gmailの偽サイトに誘導してIDとパスワードを入力させる「フィッシング詐欺」でした。こうした被害に遭わないよう、ログインするときは、正規のサイトのトップページを開くことを心掛けてください。

さらにパスワードをブラウザに記憶させるのも避け、サービスを使い終えたらこまめにログアウトすることも大切です。パスワードを記憶させるとログインの手間が省けて便利ですが、パソコンなどが盗まれたり紛失したりすれば、クラウドサービスに保存した情報が芋づる式に盗まれてしまいます。ログインしたままで使いたい場合は、必ずパソコンやスマートフォンなどの端末側にパスワードをかけて、不正利用を防止するようにしましょう。

この他、利用するクラウドサービスにログインのための安全な仕組みが用意されているなら、積極的に活用しましょう。例えばGoogleには「2段階認証」という機能があります。ログインの際、通常のパスワードに加えて確認コードという番号の入力が必要になります。確認コードは事前に登録したスマートフォン用の専用アプリなどで生成する仕組みで、本人以外には知ることができません。これを使えば、もし第三者にパスワードが割り出されても不正利用を防ぐことができます。

画像:Googleの2段階認証

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